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きものを楽しく着るうえで大切なことはいくつかありますが
そのひとつが「コーディネート」です。




きものは形やシルエットが基本的に全て同じです。
また使用するアイテムも
着物・帯・帯揚げ・帯締め と
だいたい決まっています。
当然、古典柄と呼ばれる日本の伝統文様や
日本・中国の植物など普段は身に着けない柄が多いですし
何から何まで洋服とは違います。

そのため、
「きもののコーディネートは難しい」
と感じる人は少なくないようです。





しかし、きもののコーディネートは
実はそんなに難しくないんです。
少なくとも、おしゃれが好きな人ならすぐに慣れます。








今にも反論が聞こえてきそうなので、
今日は私の過去の着こなしをご紹介しながら
きものを着る際に抑えておくと
コーディネートがまとまりやすくなる
(というか気持ちが楽になる)ポイントと
私が推奨しているスタイルを解説します!!




今回は「色合わせ」編。
先ほど、きものの基本アイテムは4つと書きました。
着物・帯・帯揚げ・帯締め の4つです。 最初のうちはコーディネートに占める面積が大きい順番に 着物から選ぶと選びやすいです。  


あなたは、洋服を選ぶときどうやって選びますか? その日の気分や行く場所、会う人などに合わせて 自由に選んでいるのではないでしょうか。
きものも同じです。
セレモニーで着る場合を除けば
洋服と同じで問題ありません。
 
 
 
たとえばこの日は知り合いの展示会に伺ったので
お祝いの意味も込めて華やかめの着物を選びました。
柄は源氏車、牛車の車輪のモチーフです。
色とりどりの源氏車が万華鏡のようでお気に入り。
 

 IMG_1863

 

着物が決まったら、続いて帯びを選びます。
色合わせを決める際、一番間違いがない選び方は
「着物から一色拾う」こと。
両方に共通する色を選ぶことで自然とまとまりが出ます。



最後に小物。
バリエーションを広げやすい帯締めから
選ぶことをおすすめします。

 

この日は華やかでちょっぴりガーリーにしたかったのですが
普段ガーリーな着こなしをしないので
ちょっと照れくさい気がして、
帯締めは敢えてビビッドな色を選びました。
このときも、着物に近い色合いを意識しています。

帯締めと帯揚げは、どちらかを目立たせたら
もう一方は控えめにするのが間違いない合わせ方。
帯締めをビビッドにしたので帯揚げはパステル調で
イメージの緩和剤になってもらいました。
ちなみに帯揚げに使ったのは実はシルクのストール。
洋装の小物で代用するテクニックはよく使います。

 

 

 

 


いかがでしたか?
言葉だけではすぐには理解しづらいかも知れません。
次回はもっと写真を載せるので
意識してじっくり見てみてくださいね。